
多肉植物は葉っぱ一枚で増やせる!初めて知ったときは驚きですよね。
そんな多肉植物の葉挿し、簡単なようで実はいろいろコツがあるんです。
放っておけば芽が出るって聞いたけどなかなか出ない…と悩んでいる方も、この記事を読むと解決するかもしれません。
基本の葉挿しのやり方はこちら▼
葉挿しを成功させるポイント

- 芽が出やすい葉をとる
- 適切な温度と湿度を確保する
- 直射日光を避ける
- 適した土を選ぶ
芽が出やすい葉をとる

葉をとる時には、気をつけるポイントがいくつかあります。
必ず守らなければいけないものでは無いですが、これを気をつけると成功率が格段に上がります!
綺麗にもぎる
多肉植物は葉の付け根に成長点があります。
葉をとるときに、この成長点が茎に残ったままだと葉からは芽は出ません。
根元がちぎれないように、ぷちっと綺麗に取りましょう。葉の付け根に赤い点があれば成功です。
横や下にクイクイと少しずつ動かして、千切れないように優しくもぎりましょう。
元気の良い葉をとる
葉挿し用の葉を取るときは、なるべく元気の良いぷりぷりの葉をとりましょう。
水分が抜けてしおしおのものや、葉焼けや虫食いなどダメージを負った葉だと成功しにくいです。
若い葉をとる
成長点に近い葉ほど若くて、芽が出やすいです。
出来るだけ上の方にある葉を使うと成功率が上がります!
緑色の葉を使う
葉挿しをする時は、紅葉して赤くなった葉よりも、成長盛りの緑の葉の方が成功しやすいです。
紅葉している間は成長がほぼ止まっているので、芽も根も出にくいです。
緑の葉は成長スイッチが入っている葉なので成功しやすいです。
適切な温度と湿度を確保する

葉挿しが発芽、発根するのには、温度と湿度が必要だと言われています。
適温は15〜25℃。その環境下で湿度を感じる事で発芽、発根するようです。
全く芽が出なかった葉挿しも、湿度を与えたら急に芽が出た!なんて話もよく耳にします。
葉挿しがなかなか芽が出ない…と悩んでいる方は、ちょっと環境を変えてみると良いかもしれませんね。ただ、加湿しすぎはカビる原因にもなるので、適度な湿度を心がけましょう。
中には、どんなに待っても発芽しない葉もあります。そんな時は潔く諦める事も大事です。
直射日光を避ける

葉挿しの置き場所は明るい日陰がベストです。
日当たりが良すぎると、根が出る前に干からびたり、せっかく出た根が乾いてしまったりします。
適した土を使う
葉挿しに使う土は、水持ちがよく、目の細かいものがオススメです。
肥料分も少し入っていると、発芽後の成長がスムーズです。
培養土に、2割ほど赤玉、鹿沼を混ぜたものがオススメ!
ある程度成長して500円玉くらいになったら、水捌けのよい乾きやすい土に植え替えてあげましょう。
もし芽が出た後も、ずっと同じ鉢で育てたいのなら、下の方は通常の親株用の水はけのよい土を入れて、表面だけ細かい土にすると植え替えなくてもそのまま育てる事ができます。
【番外編】挿さない葉挿し
何もしなくても根も芽も出る葉挿し。知らないうちに落ちた葉から、気づいたら芽が出てた!なんて事はザラです。多肉って強い!
挿すのがめんどくさかったら、そこら辺に適当に置いておきましょう。出るか分からない葉を土に挿しておくスペースがない…という方にもオススメです。
何もしなくても芽が出る葉挿しですが、湿度があるとグーンと成功率がアップします。採取した葉を、フードパックなどの容器に入れておくと、適度な湿度が保たれて発芽発根が促されます。
多肉は葉に養分や水分を蓄えているので、しばらくは土に植えなくても育つ事ができます。
しかしやはり根からの栄養補給が大切ですので、根が出たら優しく土に植えてあげましょう。
なかなか芽が出ない葉挿しはどうする?
葉挿しの芽の出るスピードは、葉の状態や種類によって様々です。
数日で発根し始めるものもあれば、数ヶ月待ったらやっと出てきた!なんてものもあります。
なかなか芽が出ない葉挿しも、ジュレたり枯れたりしてなければ出てくる可能性はあるので、スペースに余裕があれば待ってあげるといいかなと思います。
どんなに待っても根しか出ない事もあります。この状態を“イカ”と呼びますが、ずっと待ってたら芽が出た!という事もある様です。
なかなか捨てにくい芽が出ない葉挿しですが、成長点が無ければいつまでも葉のままですので、置き場所に困ったら潔く諦めるのも大事です。
さいごに
葉挿しのポイントが分かりましたか?慣れたらどんどんもぎもぎしましょう!
あなたのお庭はあっという間に多肉まみれです♪
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