エケベリアの中でも根強い人気を誇る品種「桃太郎」。
ぷっくりとした青白い葉に、先端がほんのりピンク色に染まるその姿は、多肉植物ファンの心をつかんで離しません。
この記事では、エケベリア『桃太郎』の育て方や管理のコツ、増やし方やよくあるトラブルについて、初心者の方にもわかりやすく解説します。
桃太郎ってどんな多肉植物?

「桃太郎(ももたろう)」は、「チワワリンゼ」とも呼ばれ、エケベリア属の交配種で、「チワワエンシス」と「コロラータ リンゼアナ」の交配によって誕生したとされています。


丸みのある肉厚な葉と、葉先のピンク色のコントラストが特徴で、フォルムの美しさ・紅葉のかわいらしさから多くの愛好家に親しまれています。
桃太郎の育て方|基本の管理ポイント
一般的な肉厚系エケベリアの育て方でOK!
1. 【置き場所】風通しの良い明るい場所がベスト
桃太郎は日当たりが大好きな品種です。できるだけ日光にしっかり当てることで、葉の色づきや締まりのある形が保てます。
ただし、真夏の直射日光は葉焼けの原因になるため、夏場は遮光ネットや半日陰で管理するのがおすすめです。
- 春〜秋:屋外の日なた(ただし直射日光は注意)
- 夏:風通しのよい半日陰
- 冬:霜が降りない室内 or 簡易温室
2. 【水やり】乾いたらたっぷり、が基本
水やりは「乾いたらたっぷり」が基本です。桃太郎は多湿に弱いため、土がしっかり乾いてから水を与えましょう。
- 春・秋(生育期):月2〜3回程度
- 夏(休眠気味):月1〜2回、涼しい時間帯に
- 冬(成長がゆっくり):月1回程度、水を控えめに
根腐れ防止のため、受け皿に水をためないように注意してください。
3. 【土と鉢】水はけの良い環境を整える
桃太郎は肉厚系のエケベリアなので、水はけの良い土と鉢を選ぶのがポイントです。
- 用土:多肉植物用の培養土 or 赤玉土+鹿沼土+腐葉土をブレンド
- 鉢:素焼き鉢やスリット鉢など、通気性の良い素材
4. 【植え替え】年1回が理想
鉢の中が根でいっぱいになると、水やりの管理が難しくなります。春か秋に1年に1回を目安に植え替えましょう。
植え替え時は古い根を軽く整理し、新しい土でリフレッシュすると病気予防にもなります。
桃太郎の増やし方
桃太郎は「葉挿し」「株分け」「胴切り(カット)」で簡単に増やせます。
子株が出たら株分け
親株の根元に子株が出てくるので、それを春や秋に切り離して植え替えることで増やせます。
胴切りで形を整えつつ増やす
徒長してしまった株は胴切り(茎を切って頭と根元を分ける方法)で仕立て直しつつ、新芽の再生や根付きに期待できます。
桃太郎によくあるQ&A
A. はい、とても丈夫で初心者にも育てやすい品種です。日当たりと水やりの基本を守れば、美しい姿を保てます。
A. 徒長は日照不足が原因です。日当たりの良い場所に移すか、必要であれば「胴切り」で仕立て直しましょう。
A. 葉先の赤みは、十分な日光と寒暖差によって色づきます。特に秋〜冬にかけて発色しやすくなります。
A. 葉挿し、株分け、胴切りで簡単に増やせます。
桃太郎は初心者にも育てやすい人気多肉!
エケベリア「桃太郎」は、見た目のかわいらしさだけでなく、丈夫で育てやすいという点でも初心者におすすめの品種です。
日当たりと風通し、水やりのタイミングさえ押さえれば、1年を通して美しい姿を楽しむことができます。
今後もエケベリアの育て方や実生記録を更新予定です!ぜひブックマーク&シェアして、育成のヒントにしてくださいね。
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