
ぷっくりした葉が可愛らしい「エケベリア」は、初心者にも人気の多肉植物です。
ただし、一口にエケベリアと言っても「肉厚系」と「薄葉系」では育て方に少し違いがあります。
この記事では、タイプごとの管理ポイントや注意点をわかりやすくまとめました!
エケベリアの基本情報
- 属名:エケベリア(Echeveria)
- 原産地:メキシコを中心とした中南米
- 特徴:ロゼット型の葉、豊富な品種、紅葉する種類も多い
肉厚系エケベリアの育て方

代表品種:ラウイ、ラウリンゼ、桃太郎、エボニーなど
特徴
- 葉がしっかり厚く、水分をたっぷり蓄える
- 日光に強く、乾燥にも比較的強い
育て方のポイント
日当たり
- 一年を通してよく日光に当てるのが理想
- 夏場は葉焼けを防ぐため遮光ネット(30〜50%)を使用
水やり
- 春・秋は土が乾いてからたっぷり
- 夏と冬は控えめにして根腐れ防止
- 葉に水をかけないよう注意(粉が落ちてしまいます)
肥料
- 成長期(春・秋)に薄めの液体肥料を月1回程度
植え替え
- 1〜2年に1回、風通しのよい春や秋に行いましょう
薄葉系エケベリアの育て方

代表品種:エレガンス、リラシナ、シャビアナ、カンテなど
特徴
- 葉が比較的薄く、繊細な見た目
- 肉厚系よりも葉に蓄えられる水分が少ない
- 比較的成長が早く、大きく育ちやすい
育て方のポイント
日当たり
- 一年を通してよく日に当てる
- 夏はサーキュレーターや扇風機で風通しを確保
水やり
- 肉厚系よりやや頻度を増やすのがベター
- 徒長防止のため、日照不足には注意
肥料・植え替え
- 肉厚系よりも少し水もちの良い土にすると元気よく育ちます。蒸れやすい時期は根をしっかり乾かすのがポイント
共通して気をつけたいこと
夏越しの注意点
- エケベリアは高温多湿に弱いため、夏は風通し最優先!
- 遮光と風をセットで考えるのがコツ
冬越しの注意点
- 品種によっては0℃前後で耐えますが、霜や雪はNG
- 氷点下になる地域では室内管理がおすすめ
病害虫
- カイガラムシ・アブラムシなどが付きやすいため、日ごろから葉の裏などをチェック
- 殺虫剤よりも予防と早期発見が大切です
よくある質問(Q&A)
Q1. エケベリアは初心者でも育てられますか?
A. はい、比較的育てやすい植物です。特に肉厚系は水切れにも強く、初めての多肉におすすめです。
Q2. 葉が伸びてロゼットが崩れました。原因は?
A. 日照不足や水の与えすぎが原因で徒長している可能性があります。風通しと光を見直してみましょう。
Q3. 土は何を使えばいいですか?
A. 水はけのよい多肉植物専用土がベストです。市販の「多肉用土」や「サボテン用土」でOKです。
まとめ
エケベリアは品種が多く、タイプによって育て方にも少しずつ違いがあります。
肉厚系は日光と乾燥に強く、粉肌を守る管理がカギ。薄葉系は肉厚系よりも多めの水やりで育てるのがコツです。
タイプ別にポイントを押さえて、美しいロゼットを保ちながら楽しく育てましょう!
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