多肉植物は比較的丈夫な植物ですが、油断しているとハダニ・アブラムシ・カイガラムシといった害虫に悩まされることがあります。ここでは、代表的な害虫の特徴と見分け方、駆除・予防方法を紹介します。
1. ハダニの特徴と対策
- 発生時期:春〜秋(特に乾燥しやすい時期)
- 被害のサイン:葉がザラザラして細かい黒い点が多数ある。
- 対策:葉裏に水を吹きかけて物理的に洗い流す。ひどい場合は薬剤(ベニカなど)を使用。
- 予防:水やりの際に葉の表裏にしっかり水をかける。定期的に葉のチェックを。
2. アブラムシの特徴と対策
- 発生時期:春の新芽が出る頃
- 被害のサイン:新芽や花芽に小さな緑や黒の虫が群がり、葉が歪む。成長が止まる。
- 対策:ベニカスプレーなどを使って駆除。被害部分を剪定して処分。
- 予防:アリ対策も重要(アブラムシと共生)。清潔な栽培環境を保つ。
3. カイガラムシの特徴と対策
- 発生時期:通年(風通しの悪い場所で発生しやすい)
- 被害のサイン:白い綿状や茶色いカサのようなものが葉や茎に付く。ベタベタする。
- 対策:ピンセットや歯ブラシで物理的に除去。ベニカやマシン油系のスプレーが有効。
- 予防:通気を良くする。混み合った葉を整理する。
おすすめの防除スプレー
ベニカXネクストスプレー:ハダニ・アブラムシ・カイガラムシなど広範囲に対応。室内栽培にも安心して使えます。
オルトランDX:土に混ぜるだけで予防効果が持続。忙しい方や予防重視の方におすすめです。ハダニには効果がないので注意。
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まとめ
害虫は一度発生すると株全体に広がる可能性があります。日々の観察と、早めの対策・予防が大切です。防除スプレーや予防剤をうまく使って、健康な株を育てていきましょう。
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