5月~夏にかけて急増する「ハダニ」…。
気づかないうちに葉の裏にびっしり、黒い点やボコボコした跡が出ていたら要注意です!
今回はダニ太郎と展着剤(ダイン)を使った正しい薬剤散布の方法を、実際の使用予定をもとにわかりやすくまとめました!

ハダニとは?
ハダニはクモの仲間で、葉の裏にすみついて葉の汁を吸い、斑点や変色、最悪枯れを引き起こす害虫です。
乾燥と高温が大好きで、春〜秋の間に一気に繁殖します。

成長スピード:卵〜成虫まで約3〜5日。
➡ 卵には効きにくいので、週1ペースでの薬剤散布が理想!
ただし、耐性がついてしまうので、連続して同じ薬剤を使用するのは避けましょう。違う成分の薬剤を、3種類以上でローテーションして使うようにしてください。
例:コロマイト→バロック→ダニ太郎→カネマイト→コロマイト
一気に揃う4点セット! |
ダニ太郎ってどんな薬?
「ダニ太郎」は、ハダニ専用の駆除剤で、卵〜幼虫〜成虫まで広く効くのが特徴です。
農薬登録もされており、家庭園芸用に使いやすい希釈タイプ。
- 主成分:アバメクチン系成分
- 特徴:ハダニの神経系を麻痺させ、活動・増殖を止める

展着剤「ダイン」を加える理由
ハダニは葉の裏や隙間に潜むため、薬剤がしっかりくっつくよう展着剤は必須。
ダインを加えることで、薬液が広がって薄く均一に付き、効果がアップします。
どの薬剤にも使える! |
ダニ太郎の希釈方法と量
- ダニ太郎:1000倍希釈(1Lの水に1ml)
- 展着剤(ダイン):1000〜2000倍(1Lに0.5〜1ml)
使用時はスポイトなどで正確に計量しましょう。

散布の手順
- 午前中〜曇りの穏やかな日を選ぶ
- 薬剤を混ぜた希釈液をスプレーボトルに入れる
- 葉の裏側を中心にまんべんなくスプレー
- 薬液が乾くまで日陰で静置(風通しよく)
- 翌日〜2日間は水やりを控える

たくさん使うなら電動が便利! |
散布のタイミングと回数の目安
- 初回発見時 → すぐに散布!
- その後5〜7日間隔で違う薬剤を。計2〜3回繰り返す
→ハダニの孵化サイクルに合わせて確実に退治!
卵は薬剤が効きづらいので、間隔をあけすぎないことが重要です。
散布時の注意点
- 直射日光の下や高温時は避ける(薬害リスク)
- 風の強い日はNG(飛散・吸引リスク)
- 花や新芽には慎重に(薬害に弱い)
- 必ず希釈し、その日のうちに使い切る
よくある質問(Q&A)
Q. ダニ太郎だけでも効きますか?
→ 使えますが、展着剤を加える方が断然効果が安定します。
Q. 他の虫にも効く?
→ 基本はハダニ専用。アブラムシやコナカイガラムシには別の薬が必要です。
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